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2013 02 11 黄色いファインダーを通して

130211.jpg

カメラのレンズを買った.
アサヒペンタックス製スーパータクマー50F1.4.
今年はじめに手にいれたカメラのファインダーが見やすくて,マニュアルレンズが欲しいと思っていた.

私が生まれるより前の古いレンズで,トリウムを含んだガラスを使っているため,写りが良い代わりに微量の放射能を出し続けており,その影響でガラスが黄変している.このM42マウントは世界中の写真機メーカーが作っていた汎用性の高い規格で,中古レンズも豊富で安い.昔のモノ作りの精度を身近に感じられる.

マニュアルレンズは撮影に呼吸を生む.しっとりした金属の輪っかを回して,像の上にキリリとしたピントを行き来させる.
狙いを定めて,カシャン.6Dの優しい音.
時間が切断されたかのように,目の前の暗転したファインダーは瞬時にもとに戻る.ファインダーの中の風景はふたたび繋がる.機械で現実を切り取る楽しさ.年を取ったのだろうか.こういうことに喜びが見つかる.ファインダーは建築の窓と似る.日常風景が枠で切り取られてゆく.建築や写真機を通すと,目の前の風景が別のものに見えてきて,新しい発見に繋がる.

このレンズを通した写真も,これから日記に顔を出すだろう.
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