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2012 06 25 不吉な尾羽

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ツバメの季節
窓の外から,夏を告げるあのさえずりが聞こえる.
「土食って虫食って渋ーい…」
昨年と同じように,天神山のまわりに,たくさんのツバメが遊びにくる.

なかでも,親2羽,子1羽の3羽家族が西庭のジューンベリーの木を気に入ったようで,毎晩,手の届くような高さの枝をねぐらにし,3羽仲良く胸に顔を埋めて眠っていることが多い.天神山は夜遅くまで照明が光っているので,猫などの外敵が近づかず安心なのだろうか.

ふと見ると,尾羽の長さが非対称な親鳥.
嫌な予感がする…


以前チェルノブイリ原発事故のドキュメンタリー映像を見たときに,ツバメは放射線の影響が出やすい生き物だと聞いた.彼らのように渡りをする生物は,渡りの過酷さによって体内の抗酸化物質が減少し,放射線を受けて突然変異が起りやすいとのことで,左右非対称の尾羽も典型的な例だと言っていた.

泥で巣を作る習性を持つ彼ら.
人間生活がまわりの生き物に及ぼし続ける影響のうち,因果が解明されていることなど,どれほどあるだろう.不揃いの尾羽は何のサインか.
君は,一体どこからやって来たのか.

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