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2012 03 25 貯水池と甲子園

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よく晴れた午前,群馬県榛東村の貯水池で.

土木構造物の明快さは美しい.誰かに向けたデザインではなく,力の流れやコストから決定された形.近所の住人は見向きもしない.ただ当たり前に,静かに存在していることが,自然美のあり方に似ている.人が作ったとか,自然が作ったとか,それほど重要ではない.

夕方,友人宅に高校時代からの仲間で集まり,母校の甲子園の試合観戦.

アルプススタンドの群衆の動きが,モザイクのノイズに見える.球場は,人々の数を一目で理解できる場所.スポーツの競技場は土木と建築の中間のスケールにあって,古代から形式があまり変わっていない.内外を区切ることより,場所の広さや高さが求めらる.それは地形を作るような仕事.

貯水池や球場は大らかだ.漠然と眺めていると私は気分が落ち着いてくる.例え小さくても,そんな大らかさに繋がる建築が作れたらいい.

高崎高校ナイン,勝利はならなかったが,お疲れさま.夏こそ.