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2012 02 27 公共の力

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萩塚の長屋D号室で,乙庭の太田さん,前橋市美術館準備室の九冨さんと打ち合せ.
街中の公共施設のあり方について話す.
前橋市では,来年度開館予定の前橋市美術館を起点として,中心市街地を芸術で繋ごうという美術環構想を推進していた.私たちも昨年2月にファイナリストに残ったプロジェクトであるが,先日前橋市長が交代し先行きが不透明だ.

この前橋市の基本計画の理念は,美術「館」でなく美術「環」という部分にこそあった.箱ものの中に局所的に芸術を配置するだけでなく,町の様々な場所に情報発信の核を設け,それを繋ぐことで,市街地に芸術の輪っかを描こうという物語である.しかし具体的に,そんな都合の良い土地があるだろうか?
可能性を感じたのが公共空間である.町には公共の土地や建物がたくさんある.例えば学校のフェンスや,市民ホールのポケットパークを活用する等,公共空間だけでも,面的な展示の場を生みだせる.前橋の場合は,越後妻有や瀬戸内や中之条のように最初から展示場所が自然豊かで魅力的な場所ではない.期間を区切った芸術イベントでもない.継続的な町づくりの柱に芸術を据えるには綿密な脚本と物語が不可欠だ.しかしだからこそ,その方法次第で,今までに無い新しい町づくりの形を示すことが出来るのでは,と思える.

幾多の障壁はあろうが,行政が手持ちのストックをうまく活用する仕組みを作ることで,町は変わると思う.景気が不安定なときに頼れるは,民間ではなく地方の行政の底力.地元が良くなって欲しいと願うのは誰も同じ.長期的な視野で町の物語を描き,腰を据えた都市計画を進めて欲しい.
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