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2012 02 02 建築の肌

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コンクリートは自由な材料だ.
型枠に流し込めば,その形のとおり凝固する.直線も曲線も凸凹も自在.微小な視点で見てもそれは同じ.板目も,ゴツゴツも,荒々しいベニヤも,ツルツルの合板も,型枠材料の表面の具合を正直に映しとる.

天神山は一般的なパネコートを使い,肌触りの良い仕上げとした.この壁の表情は繊細で,磨き石のようでもある.漆喰や障子と同じく,人のすぐそばにあっても違和感が無い.

パネコート型枠の壁の表面を斜めから見ると,少し曇った鏡のように景色がぼんやりと反射する.斜めに見る角度が鋭角になるにつれ.その反射像は鮮明になるので,天神山を内側から見上げると,壁の高いところほど空の青の反射が鮮やかになる.

上の方からからグラデーションのように落ちてくる青.陽が射せば,壁はたちまち光を乱反射して白く輝いてしまうけど,鉄骨梁の影の部分だけはしっかりと反射像をとどめている.
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