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2011 09 05 コンフォルト

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本日発売の,コンフォルト10月号に天神山を掲載して頂いた.
建築と植物の関わりに焦点を当てた特集は10ページにおよび,乙庭の太田さんと共に設計段階から進めてきた植栽計画が紹介されている.

「仕事机の上に,ハラハラと花びらが落ちてきて」とか「揺れる木陰の下で本を読めたら」という私の感覚的な欲求は,太田さんとの協働で具現化され,さらには,嗅覚,触覚,味覚などを重層的に重ね合わせた植栽の設計図へと発展していった.1月の竣工時には静かだった庭も,雑誌の撮影をして頂いた7月には百草繚乱の様相となり,その野的な風景について誌面で丁寧に解説されている.

地中のミネラル分や空気中の二酸化炭素が,様々な色や形や香りを持つ物質に変化して,にょきにょきと地上に現れる.それが生物としての植物の姿だ.なんという不思議だろう.この豊かで多様なメカニズムを制御し,一つの生き物の小さな社会を庭に出現させるのが造園家の仕事.
庭という,人がある意図を持って作る生態系は自然とは違う.乙庭の太田さんがここで作りあげた植物の社会は,人の動線やそれぞれの空間の質と呼応するように,緻密に意図されていることが誌面から伝わってくる.
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