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2011 08 05 魅力的なフィルター

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マークマガジンから献本が届いた.

天神山が10ページにわたり特集されている.記事はクリストファー・カルテンバッハ氏.4月の土曜日にアトリエの周りを歩きながら,二人で話したこと.

記事は「千と千尋の神隠し」の電車の走る海の話から始まり,「蝶の墓」の前で手を合わせる私の描写で終わる.天神山は,自然現象の劇場と表現された.内容が濃く読み応えがある.私はあまり意識していなかったが,あの日の話はずいぶん日本的,神道的なものだったようだ.丁寧な建築の描写と,天神山と日本文化の繋がりの説明は,自分の過去を振り返るような体験でもある.

自ら書く文章と,インタビューを受けて書かれた話は違う.取材の場合,聞き手のフィルターでどう変換されるのかを待つ楽しみがある.例えば,私がふと喋った「天神山に迷い込んだ蝶が天窓でもがき,やがて力つきて落ちてくることがある.その蝶のための火葬場」という言葉や,そのための裏庭の地中の祠をクリストファー氏自身が撮影していたことは私にとって意外であった.が,振り返ってみて,あらためて昔の日記に意識が繋がり,そこから暮らし方の工夫のアイデアが再び生まれる.そうやって,記事にして頂いた文章から,私たちはインスピレーションを貰っている.作品と批評は,考えを進める両輪である.

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中心が蝶の墓の写真.
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