Entries

-- -- -- スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2011 04 28 印象派

110428.jpg

今日は大風.
隣家のトタン屋根があおられ壊れ,頭上では電線が楽器の如く鳴いている.砂埃の中,しかし我々は写真撮影を強行する.植物が育った姿を写そうと決めていた外観写真の締切がきたからだ.

三脚をなぎ倒しそうな風に向かいカメラを覗く姿は,ある映画を思い出させる.それは高校美術の授業で見た印象派画家の半生の映画.名も知らぬ作品だが,強風の中パレット片手に頑なにキャンバスに向かい続ける画家の姿が瞳に焼き付いている.画家はアトリエを出て,雨風に晒されながら頑なにモチーフとなる風景の前で絵を描く.それは,その場所その瞬間にしか見ることのできぬものを主題としたからだろう.

光や色や香りや温度をもった,たった一度限りの風景は,建築の主題となるだろうか?
揺れること,震えること,面がたわむこと,砂埃が巻き上がること,樹木が波打つこと,雲の流れが速いこと,動くものと動かないもの.
例えば風をどう捉えるか,今日はそんなことを考えていた.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。