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2012 06 30 おもちゃと天神山と

天神山が出来,事務所での打合せ機会が増えた.以前は,施主さんの家での打ち合せが多かった.これから住宅を建てようという方は,小さなお子様連れでいらっしゃることが多い.だから,天神山にも少しずつおもちゃが増えていく.つぶらな瞳に癒される.今日は伊奈の御施主さんと竣工に向けての打合せ.航生ちゃんが手にもつは,新型ポルシェ911のペーパーウェイト.御施主さんが乗っているのは,昔々の356....

2012 06 26 サラサラ揺れる影

萩塚C号室の竹影....

2012 06 25 不吉な尾羽

ツバメの季節.窓の外から,夏を告げるあのさえずりが聞こえる.「土食って虫食って渋ーい…」昨年と同じように,天神山のまわりに,たくさんのツバメが遊びにくる.なかでも,親2羽,子1羽の3羽家族が西庭のジューンベリーの木を気に入ったようで,毎晩,手の届くような高さの枝をねぐらにし,3羽仲良く胸に顔を埋めて眠っていることが多い.天神山は夜遅くまで照明が光っているので,猫などの外敵が近づかず安心なのだろうか...

2012 06 24 コンセント シャドウ

休日の午後.昼下がりの光が,オリーブの影を落とす.それから,福田繁雄展と旧井上邸へ.それから,まだ苗の植えてない水田へ....

2012 06 20 怪我した草花

0:3610:34昨夜遅く台風4号が群馬を通過した.およそ6時間にわたる強い東風が建物の壁に沿って吹き下ろし,花盛りだった東庭の草花が倒れてしまった.心配しながら寝室に潜った.朝,草花たちは自力でだいぶ頭を上げていて,人が少し手伝うと元通り立ち上がった.しかし根元を見ると,根が土から浮いている.彼らにとっては重傷だろう.南庭の針槐の枝はぽきりと折れ,西庭の盛花を過ぎたマリアアザミは根から倒れている.駒形線...

2012 06 19 第32回INAXデザインコンテスト優秀作品集

LIXILから,第32回INAXデザインコンテスト優秀作品集を頂いた.2月に最終審査のあった建築賞で,萩塚が銅賞を頂いたものだ.記事の中の審査経緯を読む.最終審査のプレゼンテーションについて思い返すと,私たちのプレゼは,審査の対象として,建築の説明が少なかったかもしれない,とあらためて感じた.最近私自身,いくつかの大学の講評会にゲストで呼んで頂いた際,図面や模型を通して建築を理解しようとしていることに気付く....

2012 06 15 東京理科大で講演

東京理科大でレクチャー後,設計課題の講評会に参加.理科大生の印象,真面目.藤野賞は敷地内に街路を引き込んだ案に.その写真が坂牛先生のブログの「JUNE 16, 2012」にある.私がこの案に惹かれたのは,間違いなく近江隆先生の「都市計画の家Ⅱ」の影響だろう.諸先生方と飯田橋で飲んだあと,理科大教員宿舎で建築家の白子秀隆さんと建築談義.気付けば朝の6時....

2012 06 12 建築について考えること 人について考えること

最近,五十嵐大介の幾つかの作品と,ユクスキュルの「生物から見た世界」を読んだ.五十嵐大介の物語には,自然の複雑さと人間の感覚を主題として,私たちがいかに豊かな世界に包まれているのかが表現されている.ユクスキュルの本は科学の古典であり,生物によって知覚できる世界像は異なり,この世界は,種ごとに全く別の捉え方をされているという話.これらを読んで,今まで自分がうまく説明できなかった概念が,少しずつ言葉に...

2012 06 11 「変わりつづける世界と私」展

7月,梅雨が明けて夏休みが始まる頃,小さな展覧会が開かれる.「変わりつづける世界と私」展 藤野高志/生物建築舎日時:平成24年7月20日から7月29日 10時から正午,13時半から17時場所:ACID NATURE 乙庭 群馬県高崎市貝沢町1289-1 D号室今年7月から月に一度づつ,萩塚の長屋D号室の乙庭さんで,毎月異なる作家の展示が行われることとなった.「生物図鑑」と名付けられた全12回の展示シリーズの第一回目が...

2012 06 10 中之条ビエンナーレ作品集

昨夏,小阿瀬直氏,Maniackers Designと恊働で出品した,「塔」「納屋」「中之条ビエンナーレ インフォメーションセンター」の3作品が,中之条ビエンナーレ2011の作品集に掲載された.3作同時製作はかなり大変だった.昨年は,震災後のモヤモヤを身体を動かす作業に変え,体と頭をつかって,時代の節目を仲間と一緒に理解しようとしていた.今年だったら無理だったろう.状況やタイミングで,可能なことや向かう方向が変わる.だ...

2012 06 09 雨の季節

梅雨入り.昨年より13日遅れ.写真は,花を終えたアリウム シューベルティ....

2012 06 08 葉と土

レモンユーカリの葉が踏まれて骨になる.また土へ戻る....

2012 06 07 スケッチ撮影

スケッチブックに描いた絵を,屋外の光で撮影.このあと,植栽家の太田敦雄氏のNHK出版さんの取材.タイトルは「あしたの生活」...

2012 06 06 金星を抱えた太陽

昼12:50頃,雲間から太陽がちらり.ご近所さんと一緒に,日食眼鏡をかざし撮影.ふた月ほど前は西の空にいた金星が,太陽を横切り東の空に移動してゆく....

2012 06 05 今村さんと

miCoの今村水紀さんが,ナカダイの第二回産廃サミット視察の群馬来訪の際,天神山と萩塚にいらした.再会するのは2月の東京電機大学の講評会以来である.昨年の新建築8月号に,今村さんと篠原さんの自邸である「駒沢公園の家」が掲載されていて,その時からとても気になっていたので,今日今村さんに「駒沢公園の家」のことをいろいろ伺えてよかった.駒沢公園の家は,ちょっと古い木造軸組の住宅を,切断し,繋ぎ,さっぱりと仕...

2012 06 04 空へのびろ

黄色くしなびた去年の葉をかき分け,新芽は伸びた.いつしか主役は入れ替わり,夏に向けて上を向く.キッチンの横,葉が薫っている....

2012 06 03 滅びる本

天神山の屋根の強化ガラスは,飛散防止フィルムが貼ってあるため紫外線を遮断するが,壁の開口は単板ガラスなので,悪い光も抜けてくる.夏は北西に日が沈むので,北向きの本棚に,壁の開口を抜け夕陽が射す.背表紙たちはじりじり焼かれ,まるでどこかの人が住まなくなった屋敷の本棚のようにじわじわ退色してゆく.印刷方法によって色褪せ具合も異なり,みるみる黄色くなる本もあれば,買った当時と同じ彩度の本もある.いつしか...

2012 06 02 王子様とジャスミン

冷蔵庫の上の,サン=テグジュペリの世界に,ジャスミンが伸びてきた....

2012 06 01 くちなしの花

寝室横のクチナシの花が咲く.昨年の日記に比べると,今年は3週間ばかり早く咲き始めた.白くて肌触りの良いこの花は,しかし2,3日もすると黄色く老いてくる.短命なクチナシは,花芯から濃密な芳香を放ち続ける.今年は数が多いためか,地下の寝室だけでなく,天神山の部屋全体が贅沢な香りに満ちている.文章を書く仕事に集中するため耳栓をすると,クチナシの香りを伴う空気が揺れていることがわかる.聴覚が絞られ,嗅覚が...