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2011 06 30 赤蜻蛉

まだ色付かないアキアカネ.これから山に登り,秋に再び低地に戻る頃には,唐辛子のように赤くなるだろう....

2011 06 29 ガラスに雨

夕立がきて,空気が涼やかに....

2011 06 28 蕾と花

朝早くにシラカバの梢を見上げたが,既に燕の一家はいなくなっていた.そのシラカバの足下,アーティチョーク・バイオレット・グローブが開いた.掌くらいの大きさ.右の恐竜の皮膚のような蕾が開くと,左の薄紫の繊細な花が現れる.この変化が愉しい....

2011 06 27 燕

ツバメが一羽,天神山の窓から入って来た.室内でも空が見えるから,外だと思ったのだろう.尾羽の短い幼鳥.まだ巣立ったばかりのようだ.玄関から外に出してあげる.天神山から離れることなく,シラカバのてっぺんに肩寄せ合う.時々,親が餌をくわえてやってくる.今夜はここで夜をあかすのだろうな....

2011 06 26 プライザー遊び

以前日記に書いた雑草の鉢が,すっかり茂った....

2011 06 25 レイヤ

手前と,中と,向こう側の景色が隣り合う.ガラスに半透明の反射像が映る.風で木々が揺れ,車が駆け抜け,鳥が横切り,模型を作り,図面を描く.たくさんの風景が動いている....

2011 06 24 気候と空気

梅雨明け前というのに,3日連続猛暑日の群馬.熊谷では6月の最高気温の新記録とか.暑い.遂に天神山でもエアコンを稼働させた.空気の快適性とはどういうものだろう.からっとした高山の空気の爽快さは分かりやすい.では蒸し暑い日本の夏の空気はどうか.蝉の声,打ち水,手拭い,かき氷,うだるような夏の情景だ.高温多湿なアジアでは,家の作り方も生活道具も空気の質も西欧とは違う.私たちは,湿気たっぷりの空気の中で,...

2011 06 23 多重

冷蔵庫脇にアリウムを生ける.道向こうの水銀灯の群れが,幾重にも影を落とした....

2011 06 22 夏至に思う

レモンユーカリの上空,およそ1億5千万kmに,太陽が浮かぶ.遥か離れていてもそのエネルギーは凄まじく,気温は36°越えの猛暑日となった.夏至の今日,東経139°02′北緯36°34′の天神山では午前11時44分頃に南中高度が76°50′となる.その瞬間の太陽を見上げていたい.幼い頃から理科,とくに生物と天体が好きで,将来は天文学者になりたかった.星や雲や鳥,好きなものは空にあり,昼となく夜となく上空を見上げ...

2011 06 21 夏の気配

北の空に入道雲.夕立は来るかな…...

2011 06 20 香りの風景

住居側のクチナシが花期を迎えた.気持ちを深く沈降させる甘く濃い香りが,部屋北西の隅に漂う.天神山のアトリエでは,場所場所に合わせた香りの風景が計画されている.屋外,アプローチ,仕事場,住居部分,それぞれの場所の人の動きや気持ちに似合う,香りの植栽が配される.クチナシは住居部分で深くリラックスできるようにと計画された.最近は,月夜に肉厚の白い花が妖しく光り,濃厚な匂いに誘われて眠りにつく.これから毎...

2011 06 19 垂直の水面

午後から青空がのぞく.ビエンナーレ用の素材が風で波打ち,部屋中に光の粒が拡散する....

2011 06 18 水滴のむこう

午後から雨.雑誌の撮影は延期.手作りのベンチと,雑草の鉢が雨に打たれる....

2011 06 17 中之条ビエンナーレにむけて

天神山の一角に,鈴鐘と紙垂が並ぶ.インスタレーションのための検討だ.2011年8月20日から10月2日まで,群馬県中之条町で中之条ビエンナーレ2011が行われる.私たち生物建築舎は,小阿瀬直氏,マニアッカーズデザインと3組合同で作品を発表する予定だ.本坪鈴は実際に高崎市の山名八幡宮から借りてきたもので,これが霊山へと伸びる400Mのワイヤーに吊られる.今までの私たちの作風とは趣の違う,強烈な「意味...

2011 06 16 叶かも

模型棚のダルマ.さて,いつ目を入れよう…...

2011 06 15 天神山1歳

1年前の今日,この場所に沢山の人が集まり8Mの壁をつくり上げた.昨年の日記にその時のことが書かれている.W杯の勝利の興奮冷めやらぬ,暑く長い一日だった.時が巡り,今この場所で毎日仕事をしている.あれから幾つかの作品は竣工し,新しい計画が動き始め,私たちを取り巻く状況は変わり,社会全体が新しい時代に入った.永遠に思えるコンクリートを背景に,日々生長する植物,絶えず動き続ける天気や都市.人だって嬉しいと...

2011 06 14 朝の風景

お隣さん,畑仕事....

2011 06 13 麦わら

うちのヘッドガーデナー,松本愛用の麦わら帽子が,エントランスの脇に掛かる....

2011 06 12 薫る休日

友人と建築や自動車の話でリラックス.話題は「必要十分とは」.それを,静かに見守る植物たち.ロズレー・ドゥ・ライ,アマリリス・レッドライオン,カタバミ,ジャカランダ・ミモシフォリア,向日葵,レモンユーカリ,斑入りドワーフマートル,レモンマートル,デンドロビューム…この画面の中にいるものたちの名前.薫る木々が多くて,空気が爽やか....

2011 06 11 道祖神

遠景.天神山のアトリエは,街中の交差点に建つ.信号待ちのクルマ,自転車の集団,歩きの人…交差点は様々な速度の結節点.大きな縦長のガラス窓を通して,いろんな速度の視線が交錯し,繋がり,離れてゆく.毎日,天神山の前を通る知人に聞くと「今日は傘が開いてるな」「家の中の木が伸びたな」そんな風に見られているらしい.ここは,見守り,見守られる関係の持てる場所.四角いコンクリートの固まりが,街にとっての道祖神の...

2011 06 10 風

銀色の羽は工業用有圧換気扇.室内の最上部に設置され,毎時1700立方メートルの空気を吸い出す力を持つ.羽を回すと,14分でこの部屋全ての空気が入れ替わる計算だ.天井がガラスで,暑くない?とよく聞かれる.ガラスに貼った飛散防止フィルムが紫外線を遮断するとはいえ,陽射しは暑い.しかし,空気は別である.普段は地上6Mの場所の外倒窓を開けておくだけで暖められた空気が出てゆき,かわりに下の窓から冷風が流れこ...

2011 06 09 手間をかける

手間をかけることについて.天神山では,水遣りや,掃除や,窓や傘の開け閉めをこまめにする必要がある.手間のかかる暮らしだが,それらは無駄な時間だろうか.じょうろ片手に植物の様子を見,多すぎる花を切って生け,机や本棚をこまめに拭き,天気や風向きを読む.そのようにして,植物に思いを託し,建築や家具の具合を日々感じとり,環境に対して敏感でいられる.自分と周りとの関係について習慣を持つこと,それを促すような...

2011 06 08 夕方の色

日没前,少しピンクになる一瞬....

2011 06 07 挨拶

よく育った東庭の前の歩道,最近は立ち止まって花をまじまじと眺めている人が多い.そうして,窓越しに目が合って,建物の中と外で挨拶が交わされる.赤ちゃんを抱いたお母さん,恥ずかしがりやのちびっこ,近所のおじいちゃん,中学生の集団…街の一角で仕事をしているようで心地よい.私たちの周りには,とても大きな流れがある.自然や街や人が,留まることなく動きつづける.そんな一つ一つのものごとと,挨拶を交わすように生...

2011 06 06 木陰を待つ

レモンユーカリの木陰が,着実に広がっている.さて,夏に間に合うだろうか....

2011 06 05 黒くなる花

軽井沢の石の教会からオートバイで戻る.ブラックレースフラワーが少し黒くなった....

2011 06 04 くさはら

天神山の東,50センチの幅の草原が出来た....

2011 06 03 硝子

屋根が天窓の天神山は,中も外と同じく明るい.しかし,窓越しには風景が反射するので,ガラスの存在を忘れることは難しい.透明な壁は残酷である.ガラスを超える材料はないものだろうか…...

2011 06 01 薬草に囲まれて

6月,花と雨の季節....